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無垢と珪藻土の内装について


長時間過ごす居間や寝室は調湿作用の優れた材料で仕上げるのが肝要です。だからと言って居間や寝室の内装を総て木材にしてしまってでは、山小屋なら兎も角、一般住宅では変化が欲しいものです。『咊』では、木と珪藻土の仕上げにしています。珪藻土は、珪藻の遺骸からなる堆積物です。

藻とは不等毛植物の藻類、海草、水草などの称。純度の高いケイ酸SiO2の成分を有した多孔質材です。古い時代から吸収・吸着剤、ろ過剤、脱脂剤など木炭に匹敵する性能を有する材料として名を覇している材料です。

木炭の場合、独特の匂いと汚染の問題があり、内装材には難点がありました。『咊』では調湿作用以外の脱臭作用に目を向けトイレ、脱衣所、台所など臭気発生の可能性のある処にも木材と珪藻土の組み合わせで仕上げています。